JR東日本 タッチレスゲート

スイカを必要としないタッチレスゲートとは

タッチレスゲート 開発

 

こんにちは♪リュウすたいる(@Ryu_Freelance)です。

 

タッチレスゲートとは、改札口をスイカ等を使わずとも、そのまま通過できるシステムの事です。

わざわざ切符売り場でお金を出して切符を買い1枚ずつ駅員さんに切って貰ってといった昔からは、想像も絶するシステムと言えますね。

 

今や過去の物となった改札鋏の音や切り取られた切符に、哀愁を感じる鉄道ファンも多いことでしょう。

 

その後、IT化と共に平成の時代から自動改札機が開発され、わざわざ目的地までの運賃を確認した上で切符を買わずともスイカやスマホに事前にチャージしておけば良くなったのです。

 

 

 

僕は北海道から東京に来たばかりの時なんて、スイカが財布の中にあっても使える事にビックリしたのを覚えています(笑)

 

 

カバンから取り出してピッとするだけで通過できるのですから、お金を持ち歩く必要はありません。

とは言え、大荷物を抱えた状態でスイカやスマホを取り出すのはちょっと大変ですよね?

 

 

 

そう思っていた方に朗報!

 

 

それがJR東日本が開発しているタッチレスゲート。

 

スイカやICカードを出さなくても、改札機にタッチも不要でただ通り抜けるだけというシステムとなっています。

 

 

スイカやICカードは便利だが、不便なこともある

スイカ 不便

スイカやICカードはかざすだけで簡単に改札機を通れますが、みんながそれに該当するわけではありません。

 

 

読取装置が設置されているのは右手側、これは多くの人が右利きだからですが左利きの方にとってはストレスの元でした。

 

車いす、あるいはベビーカーを押しながら通過しようとしても意外と面倒なことは分かるでしょう。

 

たかが切符や定期を挿入するだけ・ICカードやスマホをかざすだけとは言え、それでも不便さを感じている方はいます。

 

 

そんな悩みを解消しようと開発したのはJR東日本です。

 

 

ただし、明日にでもすべての駅がタッチレスゲートへと生まれ変わるわけではありません。

今後の予定としては、2年から3年後から導入を始めるということとなります。

 

もう少しすると、スイカや切符自体にも哀愁を感じることとなるのかもしれませんね♪

令和の時代にもまた鉄道は大きな変革の時を向かえることとなりそうです。

 

 

タッチレスゲートは何故スイカやICカードが必要でない?

タッチレスカード 仕組み

タッチレスゲートの意味をよく理解するとわかると思いますが、「タッチしないで改札口を通過できる」。

 

 

このことから、スイカやICカードは必要ないことがわかります。

 

 

ただし、専用アプリを入れたスマートフォンは持っていなければなりません。

 

何もないのに改札口を通過できるというわけではないので勘違いしないようにしましょう。

 

 

タッチレスゲートの仕組み

 

改札の天井に設置したアンテナから床面に向けてミリ波という電磁波を照射して、乗客が持っている専用アプリの入ったスマホとデータを送受信していきます。

通過できると判断すれば改札機の色・スマホの画面上に表示が出されてゲートが開くという仕組みとなっているのです。

 

 

JR東日本では、すでに情報の処理能力も電磁波の人体への影響についても、そういった技術的なチェックは終えた段階です。

 

 

たとえカバンや衣類のポケットの中に入れっぱなしでもわざわざ取り出すこともなく、データの読み取りをしていきます。

 

ミリ波が身体を通過して行くからといって、特に体調が悪くなるということもなく国が定める基準値の十分の一以下で影響するだけです。

 

 

ミリ波は広範囲に広がらないよう工夫されており、改札機の間を通るスマホだけを認証できるようになっています。

アンテナの下に入れば千分の二秒で瞬時に認識、とにかくごく普通にそこを通過するだけでデータを読みとって通過できるのです。

 

 

右利きか左利きか車いすに乗っているかといった身体の特徴や癖が不便さに関係するようなことはありません。

ベビーカーやキャリーバッグなど大きな荷物を抱えていても問題ないのです。

 

 

JR東日本では、タッチレスゲート以降も顔認証による改札というのも検討されてきてはいますし、そもそも改札機自体もなくしてしまうような仕組みづくりも目指しています。

 

 

チケットレス乗車を将来の経営目標の一つとして、今具体的に働きかけ始めているのです。

 

 

現在のような姿の駅をみるのも後何十年もないのかもしれません。

駅員が一人ひとりの切符を手にして改札鋏で切っていた時代から比べると、時代の変化というのは凄いと思います。

 

 

JR東日本は、なぜ2~3年後に タッチレスゲートを導入?

タッチレスゲート JR東日本

タッチレスゲート

そんな素晴らしい仕組み、2年や3年後と言わずすぐにでも導入してほしいものですが、そういかないのには理由があります。

 

毎日多くの人々に利用されている改札機、十数年ごとに老朽化したものを取り換えを行っているのです。

その結果、今の改札機の取り換えは2~3年程度後からとなるため少し時間がかかるわけです。

 

 

まだ使える機種をそのまま即廃棄という勿体無いことはしません。

エコやリサイクルといった言葉が一般市民にも当たり前となっている時代に、そんなことをしたら大問題です。

 

 

とは言えただその時が来るのを待っているわけではなく、来年あたりから駅などでの導入に向けた実証実験が始まります。

 

特に何千人もの人が利用するような東京の駅でシステムに不具合が起きて使えなくなったら大問題です。

そうならないようタッチレスゲートを何度もシュミレーションし、より性能を上げていくわけです。

 

 

子育て中のママや車椅子の方など、社会的弱者と呼ばれる人たちもタッチレスゲートが導入されたら安心ですよね。

 

 

タッチレスゲートにも課題はある

 

一見、タッチレスゲートは便利に思えますが、僕はそんな簡単に便利になるとは考えませんでした。

 

 

例えば、高齢者の方ががこれを使いこなすことが可能と思いますか?

タッチレスゲート 課題

 

たしかにスイカやICカードを使わないので便利になる反面、タッチレスゲートに必要なアプリを使いこなすことはできるのでしょうか?

スマートフォンを持っていることが大前提となっていますし、国民が100パーセント所有しているとも言えません。

とくに高齢者の中には、いまだにスマートフォンを持っていない方もいます。

 

 

また、JR東日本で導入が開始されるのは2年から3年後ですが、地方の小さな駅を含めて日本全国に広まるまでにどれくらいの時間が必要となるかも疑問です。

 

 

様々な問題も出てきそうではありますが、とりあえず2から3年後には導入するという方向で、JR東日本は検討しています。

 

 

まとめ

 

JR東日本が開発しているタッチレスゲートには、大きな期待と少なからず不安要素もあります。

 

すでにメディアを通じてこのタッチレスゲートの情報は少しずつ広まりつつあります。

いきなりの変革よりは2年から3年という猶予があるからこそ、上手く行く面もあるのかもしれませんね。

 

日本では東京が一番乗りになりそうなので、タッチレスゲートをお目にかかるのが楽しみです♪