フリーランスが屋号を持つメリット
こんにちは♪リュウすたいる(@Ryu_Freelance)です。
フリーランスでも屋号、つまりビジネスにおける名前をつけることは可能で、それによって様々なメリットの恩恵が受けられます。
主なメリットとしては、個人名よりも実績や知名度を高めやすく、将来的に法人化する時に有利になる点が挙げられます。
簡単に言えば、屋号で取り組んだビジネスの実績がそのまま、法人に引き継ぎやすいということです。
フリーランスでは特に、過去の実績が信頼を左右しますから、法人化を検討するなら名前をつけた方が良いでしょう。
メリットは他にも、プライベートとのメリハリがついたり、お金の管理がやりやすくなることがあります。
個人名でフリーランスのビジネスをすると、プライベートと仕事の境界線が曖昧になって、ついついお互いが入り混じりがちです。
しかし、個人名はプライベート、屋号をビジネスと分けることで、メリハリのある生活が実現します。
更にお金の管理が容易になるので、間違って使ってしまう恐れが避けられる上に、後々手続きの手間が減るので楽です。
プライベートと仕事でお金を管理する名前が一緒だと、分ける手間が増えてしまうので、最初から別々にしておくのが正解です。
屋号を付けて信頼性を上げる
商工会議所に加入する場面においても、フリーランスが屋号を持つのはメリットです。
商工会議所は地域の商工業者が入ることのできる団体で、信頼性を得るのに役立ちます。
加入自体に審査がありますから、ここで正式な加入が認められるということは、一定の信頼を得ていることを意味します。
第三者が客観的にその事実を見ると、屋号の持ち主は信頼に値する人物で、仕事を任せるのに安心との結論に至ります。
フリーランスなら過去の実績が全て信頼に直結するので、努力して頑張った分だけ、信頼される存在になります。
個人名でもビジネスはできますが、ブランディングの観点からも、特徴的で分かりやすい名前がある方が便利です。
珍しい名前で強烈なインパクトを残せるのであれば、個人名を使っても同等のメリットに期待できるでしょう。
ところが、良くある名前で地味な印象だと、数いるライバル達の間で埋もれてしまいます。
ビジネスはまず目立つことがチャンスに結びつくので、埋もれにくい名前をつけて使うことが、成功の鍵を握るといえます。
注目されるフリーランスの屋号の決め方は?
フリーランスの注目される屋号は、分かりやすく覚えやすいものが基本!
フリーランスの屋号の決め方はまず、業種がイメージできること、読みやすいことが重要です。
業種がイメージできることとは、例えばパン屋ならベーカリー、写真館だとスタジオとつける形です。
他にもクリニックの院、制作会社の何とか制作という名称も、良くある屋号のスタイルです。
一方の読みやすいことも、注目される屋号を決める上での大切なポイントです。
漢字だらけの長い名前や、難しく読ませる名前だと、インパクトはあっても覚えにくく忘れられてしまいます。
極端にひねるようなことはしないで、分かりやすく読みやすいことを念頭に検討しましょう。
当然ですが、屋号に使えないものもありますから、その点も確認してから注目される屋号を考えてみましょう。
どうしても屋号が思いつかないのなら
フリーランスの屋号は、必ずしも本名をつける必要はないので、仕事用の名前を使うことも可能です。
検討しても決めかねる場合は、あだ名や旧姓といった名前がヒントになります。
既にペンネームのような別名があるなら、これを組み合わせて屋号を考えることができます。
屋号に使えないものもありますが、それは主に会社や法人といった誤解を招きやすい単語や、商標などに登録されている名称です。
他の人が使っている名前についても、混同される恐れがある時は使えない可能性が高まります。
一般に浸透している名称も同様に、屋号に使えないものもありますし、メリットどころかデメリットが上回るケースもあるので要注意です。
アルファベットや英語表記はOKですし、数字を使った屋号も使えます。
地名を一部に加えることは可能で、地元に根づく業態であれば、地域密着型の印象が与えられます。
文字数に制限はないですが、あまりに長いと覚えにくいので、SNSなどで取り上げられることを想定して短めを心掛けましょう。
後々変更することは可能ではあるものの、ころころ変えてしまうとメリットが薄まります。
特に手続きは不要ですが、やはり不必要に何度も変えるのは避けたいところです。
だからこそキーワード検索などでリサーチして、まだ使われていない、自分らしい屋号を決めるのが理想的です。
自由度が高くメリットにも期待できるので、積極的に活用したいところではありますが、分かりやすさを重視して個性のある名前をつけるのがおすすめです。
やってはいけない!デメリットになってしまう屋号!
屋号に使えないものもありますが、フリーランスの場合は団体や法人を連想させ、誤解を招く表記だと厳禁です。
意図的なものではないとしても、結果的に誤解させるようだと、問題視されたりビジネスに支障をきたします。
極端に的を絞った屋号はデメリットで、ビジネスの幅を狭めてしまう恐れがあるので気をつけましょう。
専門性をアピールするのには役立ちますが、的を絞ることが制限に繋がったり足かせになるのは避けたいものです。
拘りを屋号にするのは良いですが、全てがアルファベットだったり、日本人の馴染みの薄い言語をカタカナ表記で用いるのは疑問です。
読みにくい屋号は敬遠されてしまいますし、ありきたりな個人名よりも避けられる恐れが強まります。
そもそも、直感的に意味の分かりにくい屋号は、各種の手続きやビジネスの場面で、毎回説明が求められることになります。
屋号はいわゆる看板の一種ですから、分かりやすく説明が不要になるのがメリットなわけです。
それが要説明となってしまえば、折角のメリットは台無しで、デメリットばかりが上回ってしまうでしょう。
発音しにくい屋号も、インパクトが与えられる一方で、敬遠される微妙な立ち位置になりやすいです。
ブとヴのように、表記によって微妙に発音が変わる表現は、屋号から業種を連想するイメージの妨げになるので注意が必要です。
フランス語はおしゃれで、ビジネスのイメージに合う内容なら検討の余地ありですが、馴染みの薄い単語は避けた方が賢明です。
ドイツ語はドイツ語で、耳に残る独自の魅力はありますが、英語と比べて馴染みは薄いですから、安易に英語をドイツ語に置き換えるなどはNGです。
これらの言語を使いたいなら、なるべく馴染みのある単語を絞り込み、短くして用いるのがベターでしょう。
まとめ
フリーランスにとって屋号を付ける事って難しいことではないですが、意識を高める要因になります♪
便利屋のように、様々な業務を幅広く手掛けている場合は、あれこれと説明的に単語を屋号に詰め込みがちです。
説明したくなる気持ちは分かりますが、単語の数が増えると長ったらしく、結局は何を伝えたいのか分かりにくくなります。
業種の説明が不要で、ビジネスの内容を制限しない屋号が理想的ですから、そういった注目される名前の決め方を心掛けるとデメリットが避けられます。