QUICをグーグルが推奨しているわけとは
こんにちは♪リュウすたいる(@Ryu_Freelance)です。
レンタルサーバーミックスホストのホーム画面を見ると「QUICに日本初対応」と、さりげなく書かれています。
「まあ、よくわからんけど・・・・」と、そこはスルーしてはいけません!
QUICはグーグルが推奨しているので、ブログやサイト運営で検索順位を上げていくとても大切な要素だと僕は考えています!
QUICはクイックUDPインターネットコネクションの頭文字で、HTTP/2の欠点を補う次世代のWebプロトコルとして開発されています。
「よくわからん?!」と、思ってしまう人もいるかもしれませんが、「最近開発された通信手段」と考えてもらえればいいです。
発音はそのままクイックですから、迅速さや急速さに関する技術だと考えることができます。
このQUICは、検索サイト大手のグーグルが推奨しているもので、実際に使用すると様々なメリットを得ることができます。
元々グーグルは従来のTCPの問題改善を目指しており、TCPにおけるシングルパケットの遅延に着目しました。
(※TCPの問題とは、信頼性を上げれる反面遅くなってしまう)
その結果、接続を多重化する方法を用いることで、体感を含めた通信速度の改善を実現しているわけです。
QUICを採用する事例が増えて、インターネット全体の遅延が改善されれば、ユーザビリティが向上して快適性が増します。
つまり、グーグルはインターネットユーザーのユーザビリティ、快適性を高める為に、QUICを開発して推奨しているといえるでしょう。
技術的にはTCP上のインターネット接続をUDPで行うもので、仕組み的の大きな違いがあります。
Wide belief within the community now is, moving to UDP will generally accelerate the development and evolution of the transport protocols because the userspace implementation of the new protocol will aid in rapid deployment. Evolvability in the short-term will lead to lower connection establishment times, perform better flow control (at the stream and connection level), in general, leverage the best practices learnt and developed over the last two decades (experimentation on TCP). QUIC (Quick UDP Internet Connection) is proposed as a new transport for HTTP/2 built on top of UDP. Jana Lyenger’s slide-deck from the IETF 96, Berlin, highlights the design aspirations and gains of QUIC, which uses UDP.
翻訳すると、
現在、コミュニティ内の幅広い信念は、UDPへの移行は、一般に新しいプロトコルのユーザー空間実装が迅速な展開を支援するため、トランスポートプロトコルの開発と進化を加速することです。
短期的な進化により、接続確立時間が短縮され、(ストリームおよび接続レベルで)より優れたフロー制御が実行され、一般に、過去20年間に学習および開発されたベストプラクティスが活用されます(TCPでの実験)。
QUIC(Quick UDP Internet Connection)は、UDPの上に構築されたHTTP / 2の新しいトランスポートとして提案されています。
IETF 96(ベルリン)のJana Lyengerのスライドデッキは、UDPを使用するQUICの設計目標と利点を強調しています。
グーグルは技術を惜しまずに投入することで、UDPによるTCPと同様の接続に成功しました。
この技術を使用すると、通信元のIPアドレスが変化してもセッションが切れないメリットが発揮されます。
更に、早いタイミングでデータの送信ができますから、Webサイトの表示速度がアップして、体感速度がかなり向上します。
簡単に説明すると、「速さと信頼性のある通信プロトコル」
TCPにはインターネットを遅くする遅延の原因が複数あるので、ユーザビリティの改善に取り組むグーグルにとっては、早く解決したい課題となっているといえます。
グーグルという影響力のある存在が推奨するほどの技術ですから、ミックスホストがQUICに対応しているって事を注目しないわけにはいきません!
QUICは手軽さと信頼性を兼ね備えている!
ミックスホストがQUICに対応しているってことは、グーグルの考え方に対応してるって事!
QUICはWebサーバー側の対応と、インターネットブラウザの対応によって活用することができます。
レンタルサーバーミックスホストは、日本初QUICに対応!
嬉しいことに、QUICは手軽さと信頼性という、インターネットになくてはならない2つのメリットを兼ね備えています。
TCPの信頼性を維持しつつ、UDPの速さを組み合わせていますから、安心してインターネットができるにも関わらず、非常に快適な利用が行なえます。
TCPの信頼性とUDPの速さ
TCPの信頼性は、既に多くのユーザーが何時の間にか体験しているものですが、同時に遅延や速度の低下といった欠点も体感している状況です。
ところが、QUICではUDPの速さを活用することで、TCPにある欠点の部分だけを取り去りました。
そもそもこれまでのTCP接続では、信頼性を担保する為にACK返信を繰り返すことになっています。
ACK返信はパケットロスが発生する度に待ち時間が増え、そこから遅延が生じて通信速度の低下に至ります。
信頼性を高める為に速度を犠牲にしているわけですから、快適性を追求するグーグルがQUICを開発したのも頷けます。
QUICの誕生によって、TCPの信頼性を保ちながらボトルネックの解消を図り、快適に感じられる速度を手にすることができるようになっています。
グーグルは常に信頼性を追求している
UDPの速さは、TCP通信からするととても魅力的ですが、信頼性に欠けることが難点です。
グーグルは新たに、QUICというこれまでと違う仕組みを作ることで、欠点を解消しながらメリットだけを得ることに成功した形です。
当然ながら、インターネットを大きく変える新しい仕組みの普及には、確かな技術力と信頼性が必要不可欠です。
その点、グーグルが推奨するとなれば技術的な不安はありませんし、信頼性も間違いないので今後順調に普及していくものと思われます。
ブログやサイトでも、コアアップデートなどを行いながら信頼性を追求しているグーグルにとって、QUICは画期的な仕組みと言えますね。
ミックスホスト以外にQUICを導入しているサーバーはあるのか?
QUIC自体、Googleが開発しているので、信頼性が高く選ばれる次世代な技術です。
グーグルの検索順位を上げたいのであれば、QUICの存在を無視するわけにはいきません。
有名なエックスサーバーでさえ導入していませんから、これからブログやサイトを運営するのであればミックスホストがオススメと言えます。
クラウドレンタルサーバーのミックスホストは、国内でいち早くQUICの導入を行っているサービスで、普及に貢献している存在でもあります。
ミックスホスト以外にQUICを導入しているサーバーは、有名どころでも確認されていませんから、QUICを体験してみたい場合はミックスホスト一択となるでしょう。
ミックスホストはクラウドとレンタルサーバーの良いとこ取りで、高性能かつ快適性が高いにも関わらず、料金はリーズナブルで選びやすいのが魅力です。
知名度の高さやこれまでの実績に加え、新しい技術を早く採り入れる先進性にも優れているので、安心して選択したり利用を開始することができるはずです。
まとめ
僕の感覚ですが、ミックスホストがレンタルサーバーとしサービスを開始してから、それによって他のレンタルサーバーも必死になって色々アピールしているように思えます。
QUICの導入も新しい技術を採り入れる運営姿勢の一環で、何処よりも早い快適性を追求しているからこそ、日本で注目を集める導入事例になっているわけです。
完全対応を謳い、SSL対応で信頼性の高さと快適性を両立していますから、表示速度を改善したい人にとってオススメのレンタルサーバーです。
QUIC以外の表示速度改善技術を採用するサーバーは少なくないですが、QUICの採用を大々的に表明しているのは、今のところミックスホストだけです。
パワフルで高速なSSDをベースに、QUICを組み合わせることで次世代の速度に到達しているので、今後追従するサーバーが増加することに僕は期待しています。
ミックスホストの事例はインターネットの将来性を感じさせますから、より注目度が高まって採用事例が増えて欲しいところです。