戸籍謄本の発行には本籍地の枝番がわからなくても大丈夫!?
こんにちは♪リュウすたいる(@Ryu_Freelance)です。
どうしても今直ぐに本籍地を知りたいのであれば、後半の方に進んでください。
ただし、順を追っていった方が理解しやすいです。
海外旅行をするのにパスポートが必要になりますが、パスポートを作るのに戸籍謄本が必要になります。
引っ越して住所が変わったときや新しいマンションに住むとき等、住民票は使うことはあっても戸籍謄本を使う場面は数年に1度くらいだと思います。
この戸籍謄本。
住民票とは違い、ちょっと厄介で本籍地のある役所でなければ発行できないのです。
多い例が、就職して東京に住んでいるのだけど、本籍があるのが生まれ育った田舎というケース。
役所で住所変更はすることがあっても、本籍を動かすことをしない方は多いです。
ちなみに、僕もその1人(笑)
また、戸籍謄本を発行してもらうには「正確な本籍地の住所」が必要になってきます。
「あれ?本籍地ってどこなんだろう?」そう思って役所に出向いても残念ながら教えてくれません。
「〇〇市〇〇区〇〇条〇〇丁目までは分かってるから「枝番」くらいわからなくてもいいか・・・。」
そんな風に思ってしまいそうですが、枝番まで正確な本籍地がわからなければ、たとえ本人であっても戸籍謄本を発行してもらえないのです。
では、正確な本籍がわからなくなった時の調べ方をご紹介していきます。
役所に行ける場合の本籍の調べ方
平日に役所に行けるのであれば、住民票を発行してもらうことで本籍を知ることができます。
もちろん、近くに役所があっても住所変更をしていなければ住民票を発行してもらえないので注意しましょう。
どうしても引っ越しが多い方や、隣の区に引っ越すから「住所変更しなくても良い」と考えてしまう方もいらっしゃいます。
しかし、「転入・転居届については、変更があった日から14日以内」に転出届を出さなければいけませんので、きちんと住所変更の手続きをしておきましょう。
本籍をしるためにもう1つ忘れてはいけないことがあります。
それは、住民票を発行してもらうときに「本籍・筆頭者の記載を要する」の所にチェックを入れておく必要があります。
普通に住民票を発行してもらっても、本籍は記載されていません。
「本籍・筆頭者の記載を要する」にチェックを入れることで、正確な本籍地と戸籍謄本を発行するために必要な「筆頭者の氏名」がわかります。
本籍地を記入しているかもしれない書類
本籍地を確認する方法は、今の時点では忘れているかもしれない「本籍地が書かれている」可能性のある書類を見つけることです。
戸籍謄本を以前どこかで使っている可能性も十分あるわけです。
パスポートはありませんか?
パスポートを発行するには。戸籍謄本が必ず必要です。
婚姻届けを出したことはありませんか?
本籍地の役所に提出する場合は不要ですが、異なる場合は戸籍謄本が必要になります。
離婚届けを出したことはありませんか?
本籍地以外の市役所等に離婚届け出る場合、届出人の戸籍謄本が必要になります。
相続手続きをしたことはありませんか?
相続を確定するために、戸籍謄本が必要になります。
警察署や運転免許試験場で本籍を確認
近くに警察署や運転免許試験場がある場合や、平日以外で運転免許試験場に行けるのであれば本籍を調べることができます。
特に平日は仕事などで忙しくて休みがもらえない方であれば、休日でもいける運転免許試験場がオススメです。
※運転免許試験場の営業日は場所により異なります。
運転免許を取得したり更新した方なら記憶にあると思いますが、今の免許証にはチップが埋め込まれていてICカード読み取り装置を使うことで自分の情報を確認することができます。
そのチップの中に自分の正確な本籍地が記録されているのです。
ICカード読み取り装置で本籍を知るには、免許証交付時に設定した暗証番号を入れる必要がありますが、警察署では暗証番号を忘れてしまっても教えてくれます。
もちろんお金はかかりませんので、役所での住民票を発行する方法と警察署や運転免許試験場で本籍を確認する方法、自分のやりやすい方法で調べてみましょう。
急いでいるときに本籍地を知る方法!?
「どうしても本籍を今すぐ知りたい!」
そんな場合は、以前の運転免許証を見てみましょう。
昔使っていた運転免許証を持っている方は意外といますよね?
以前の運転免許証には、現住所以外に本籍までも印字されています。
しかし、最近になってからは個人情報保護の観点により、本籍の表示部分が空欄になっています。
「昔使っていた運転免許証なんてもってない!」そんな方でも今すぐにわかる方法があるのです。
今すぐに本籍がわかる方法!
先ほども言いましたが、運転免許証には本籍は記載されていませんが内蔵されているICチップにはバッチリ本籍が記録されています。
このICチップのデータをスマホで簡単に読み取ることができるのです。
運転免許所の交付や更新時に設定した2つの暗証番号が必要になるので、他人に自分の個人情報が盗まれることもありません。
オープンソース・ソリューション・テクノロジ株式会社(東京都品川区:代表取締役 小田切耕司)は、Japan Digital Design株式会社(東京都中央区:代表取締役 上原高志)と共同で、マイナンバーカードや運転免許証のICチップをスマホで読み取り本人確認できるライブラリ【LibJeID】を提供開始し、Android版サンプルアプリを公開しました。
運転免許証を使ったすぐに本籍がわかる方法
では、実際にLibJeID(リブジェイド:Library for Japan Electronic ID)を使って運転免許証のICチップに記録されている本籍を表示させていきましょう。
機種によって多少使い方が違う可能性もありますが、参考にして是非本籍を調べてみてください。
まず、Google PlayストアよりLibJeID(リブジェイド)を探していきます。
LibJeID(リブジェイド)を検索して、インストールしていきます。
インストールもあっという間にすぐに終わり、アイコンが表示されるのでクリックします。
暗証番号を求められる画面に切り替わるので、運転免許証交付時の暗証番号を2つ入力していきます。
これで運転免許証をタッチすることで、本籍などの情報が画面に表示されるのですが、NFCがロックされていると読み取れないのでロックを解除していきます。
NFCがロックされている
NFCのロック解除するには設定をクリックします。
「接続済みの端末」をクリックしていきます。
「接続の設定」をクリックしていきます。
「NFC/おサイフケータイ設定」をクリックします。
「NFC/おサイフケータイロック」をクリックします。
「NFC/おサイフケータイの機能をロック解除します」と表示されるので「次へ」をクリックします。
操作用暗証番号が求められるので、入力していきます。
これでNFCのロックが解除されましたので「OK」をクリックします。
NFCが使える状態になっているかどうか確認します。
もう一度LibJeIDの画面より、2つの暗証番号を入力して「読み取り開始」をクリックします。
運転免許証のICチップに保全されているデータが見れるようになります。
ここに本籍が表示されるので、LibJeID(リブジェイド)を使うことですぐに確認することができます。
まとめ
本籍を調べることってあまりありません。
しかし、戸籍謄本がなければ申請できない大切なものがあります。
結婚や海外旅行、そして相続と、とても大事な場面に必要になります。
戸籍謄本を発行するには、正確な本籍地の住所が必要ですが、今回ご紹介したLibJeID(リブジェイド)を使うことですぐに調べることができます。
とても大切な情報なので、暗証番号の管理には十分に気を付けましょう。