フリーランスは年金がもらえない!
こんにちは♪リュウすたいる(@Ryu_Freelance)です。
フリーランスは年金が少ない!
確かにその通りですが、きちんとした年金対策があるのでわかりやすくお話していきます。
自由に働けるフリーランス!
といえば、気楽で自由なイメージがありますが、この先も自由で気楽にいられるのかと言われると、そんなことはありません!
特に注目してほしいことは、サラリーマンと比べるとメリットばかり感じてしまいそうですが、デメリットも当然あります。
フリーランスのデメリットとして挙げられるのは年金で、労災や介護といった保険と併せて、社会保障が小さくなってしまう事。
健康保険は通常、サラリーマンだと半分は会社が支払うので負担が小さくなりますが、フリーランスでは全額自己負担。
年金は勤めている会社を退職するまでは、厚生年金ですが、フリーランスは最初から国民年金です。
月々の支払額自体は少なくなりますが、その代わり老後にもらえる金額も下がってしまうのです。
僕は厚生年金だけでも老後のことを考えると不安ですが、国民年金だけだと老後の生活はかなり厳しくなると思っています。
つまり、国民年金だけでは老後の生活が難しく、必然的に個人年金の重要性を考えていく必要があるわけです。
生活資金が不足すると、悠々自適な老後とは無縁になりますから、フリーランスをする意味がなくなっていきますので対処法を知っておきましょう。
節税対策も含めて、支出の無駄を減らしたり収入の確保を図るの事も同時進行で考えていきましょう。
年金が全くもらえないということはありませんが、何もしなければサラリーマンより年金額が下がってしまうのは間違いなく大幅に減ってしまいます。
フリーランスが今からできる年金対策を知っておこう!
年金対策がないわけではありません!
大切なのは、サラリーマンとの違いを理解したりデメリットを把握し、上手に対策を立てることにあります。
フリーランスのデメリットとして年金は無視できませんが、社会保障の薄さに気がつければ危機感が生まれ、やがて生き残るサバイバル術が身につけられます。
サバイバル術とは言いすぎたかもしれませんが、正しい対策をしていくことでデメリットの対処方法になっていくのです。
フリーランスはサラリーマンでなくても加入義務のある国民年金に加入する義務があります。
しかし、厚生年金には加入できないので、その分を他の個人年金や投資に回すようにすることでデメリットをなくしていくことができます。
むしろ、負担が単純計算で倍になる健康保険の方が、年金よりも大きなネックに感じるのではないでしょうか。
サラリーマンであれば、会社と従業員とで50%ずつ負担していくわけですから・・・。
半分は会社が支払う保険料がフリーランスの場合、全て自分で賄うことになるわけですから、負担が一気に増えて伸し掛かります。
フリーランスになって良いことないじゃん!
って思ってしまうかもしれませんが、フリーランスだからこその年金対策をご紹介していきます。
フリーランスは厳しい!国民年金の保険料
フリーランスの方も加入義務のある国民年金の保険料は、支払額が年々上がっています。
令和元年度(平成31年4月~令和2年3月まで)は月額16,410円ですが、それ以降も月額16,540円と上がることが決定され毎年増加傾向にあります。
理由はいろいろありますが近年の少子高齢化の加速に目を向けると、やはり支払額の増加は免れられませんし、逆に下ることは難しいでしょう。
グラフを見ると明らかですが、毎月の支払額は年々右肩上がりの傾向ですから、負担は増加する一方で今後ますますフリーランスは厳しくなる恐れがあります。
日本年金機構参考
夫婦の場合は2人分支払うという部分もまた、フリーランスに追い打ちをかけるので、10年20年後を考えてた場合不安になるのもうなずけます。
厳しい状況で生き残ることができるフリーランスは限られますから、将来像が思い描けなかったり具体的な対策が考えられない場合は、早期に他の道も検討するのも必要な場合もあります。
国民年金の保険料の推移は、10年間で毎月の保険料が数千円上がり、年間で2万円くらい増加している計算です。
しかもこの傾向は当面続きそうですから、夫婦の場合は2人分支払うをことを含めて、支払額が年々上がり続ける状況に対応することが求められます。
国民年金だけを当てにしてはならない!
国民年金は老後の生活を助けてくれる収入源のはずですが、実際は受給条件を満たすまでのハードルが高く、もらえる金額はそれなりです。
ただ、無いよりはあった方が安心なのは事実ですし、保険料を支払わないわけにもいかないので、無理なく支払う方向で対策を検討する必要があるでしょう。
半分でも負担してくれる企業などの存在がないと、これからの時代は誰にとっても厳しいものとなりそうです。
毎月数千円の負担で済んでいた時代から見ると、現在は将来に対する希望や安心感よりも、支払いの負担の大きさや支払い切れるかといった心配が上回ります。
これでもかなり負担が抑えられていますし、一時的に月額の保険料が下がった年もあるので、決して未来が悲観的というわけでもないです。
それでも、現実的に大きな負担なのは間違いなく、昔の水準までに下がることは考えにくいです。
負担は今後も上がるものと想定して、今から老後の生活資金確保と共に、受給条件を満たす為に支払い切る方法を考えておくのがベストです。
フリーランスだって年金対策ができる!
フリーランスだけではなく他の自営業の方も年金対策が必要になれば、公的な年金制度に目を向けて上手く不安を解消していくことが大切になってきます。
フリーランスであれば、考えておきたい年金対策をご紹介していきます。
メリットが沢山ある国民年金基金とは
国民年金基金は年齢や性別で掛け金が異なるものの、次のような特徴があります
・年金額や受取期間を自由に設定できる
・加入後も年金・掛金の額を口数を自由に決めて加入できる
・掛金を年度分前納すると、割引できる
・万が一早期に亡くなったとき、家族に遺族一時金が支払われます
・掛金は全額社会保険料控除の対象になります
・受け取る年金も公的年金等控除の対象になります
・途中で口数を変更しない場合は、加入時の掛金額は払込期間終了まで変わりません
2年間で納付した保険料の元が取れる付加年金!
付加年金は、国民年金の保険料に月額数百円追加するだけで受給額を増やせる点が魅力です。
数百円に付加保険料を掛けることで、その金額の納付月数に応じた上乗せがあります。
例えば40年ほど付加年金を払い込むと、月額で1万円近い収入のアップに繋がります。
しかも2年間で納付した保険料の元が取れるのが魅力です。
例えば、40年間(480ヶ月)付加保険料を納付した場合、
保険料の総額は、400円×480ヶ月で192,000円になります
年間の受給額は、200円×480ヶ月=96,000円(年額)となるのです。
デメリットとしては長期の納付が必要になるのと、景気が良くなっても支給額が増えないことです。
とはいえ毎月の負担はとても小さいので、フリーランスにとっておおきななメリットとなります。
将来的にいくら受け取れるか計算しやすいので、計画できるのも安心な要素と言えるでしょう。
付加年金は本人が存命な限り継続的に受給できるのがメリットで、短期間でも元を取れる可能性がありますから、そう考えれば魅力的で前向きに検討する余地ありといえます。
確定拠出年金
確定拠出年金は国民年金と併用できる制度で、自己責任ではありますが、投資をして老後の生活費を捻出できるのがポイントです。
ちなみに国民年金は終身ですが、確定拠出年金は数年から20年くらいの期間の中で、今後お金を受け取ることになります。
掛け金の上限が設定されるので、いくらでも掛けられるわけではないですが、税金の控除対象になるので節税対策に使えます。
デメリットを挙げるとしたら、それは受け取れる金額が変わったり、運用失敗のリスクがあるということです。
そもそも、確定拠出年金は投資で老後の生活費を捻出する方法ですから、投資の結果次第で受給金額が変動するのは当然です。
失敗する恐れがあるのも同様なので、もし仮に受け取れなくても大丈夫なように、将来に向けた人生設計を行う必要があります。
投資先は銀行を始めとして、信託銀行や証券会社に生命保険会社と豊富ですから、念入りに比較検討して加入を決めたいものです。
勿論、このような制度に頼らず自分で投資をする手もありますが、リスクが存在するのは変わらないので気をつけましょう。
まとめ
フリーランスはサラリーマンと違って、何もしなければ老後の年金は少なくなってしまいます。
しかし、年金対策があるのも事実です。
僕個人の考えとしてはフリーランスは最低限、国民年金基金と付加年金はやっておくべきだと考えています。
年金に関してはデメリットが多いように見えるフリーランスですが、計画的に対処法を続けていくことで老後の生活も安心になります。